プログラミング教室「プロラボ唐津」では、ロボットを使ったプログラミング教育を行っています。
使用しているプログラミングロボットは、「クムクム」です。
今回は、こちらのロボットを使ったプログラミングの例を紹介します。
こちらは弊社で販売しているプログラミング教材「Qumcum(クムクム)」
scratchでプログラミングすることで動かすことが出来ます。今回は無料で公開しているコンテンツをご紹介します。
「記憶力ゲーム」 #プログラミング教育 #scratchhttps://t.co/X5SaqNBSDB pic.twitter.com/fA60rozxLm— クレタリア@プログラミング教育 (@cretaria_inc) February 4, 2019
こちらの動画では、「クムクムロボットとScratchを使って、記憶力ゲームで遊ぶ」プログラムと紹介されています。
まず最初に、クムクムロボットがしゃべりながら説明していますが、胸のLEDの色には、以下のように番号が振られていました。
- LEDの色が赤なら「1」
- LEDの色が緑なら「2」
- LEDの色が青なら「3」
「記憶力ゲーム」ということなので、LEDの光る順番を覚えて、該当する番号を入力していくというゲームですね。
最初はレベル1ということで、赤が1回光り正解しました。
レベル2になると、2回光って、これまた正解。
レベル3になると、今度は間違えて、ゲーム終了といった流れです。
ここまでで、レベルが上がるごとに記憶する数も増えていくのは、大方想像できたかと思います。
では、このプログラムどのように作っているか想像できますか?
レベル1~レベル100まで決まった問題が用意されていると思ったあなた!ご苦労さまです、、、
プログラミングでは、そんな手間のかかるようなことはしません。
最初から最後まで同じ問題が出たら、面白みもかけてしまいます。
この動画を見ただけで、同じようなプログラムを再現できる力が、論理的思考力であり、問題解決力につながります。
論理的思考力に長けた方は、プログラミングができなくても、どのような仕組みでプログラムされているのか、見ただけで分かります。
「記憶力ゲーム」のプログラムを考える
「記憶力ゲーム」は、最初に色を赤=1,緑=2、青=3と数字に置き換えているところがポイントです。
入力しているのも数字なので、実際は色を覚えるゲームではなく、数字を覚えるゲームというわけです。
おそらく問題を解いていくと、「緑って2?3?どっちだったっけ?」と色と数字で悩むか、頭のいい人は、数字として記憶しながら問題を解くはずです。
そういう意味では、結構難しいゲームではないかと思います。
今度は、その数字をランダムに出す方法ですが、プログラミングでは、「乱数」といって、指定した数字の範囲で、ランダムに数字を生成する関数というものがあります。
具体的にScratchでは、このブロックが乱数の関数です。
これで、1から3までのいずれかの数字をランダムで生成できます。
今度は、正解する度に記憶する数が増えていく方法ですが、これはいくつも方法があります。
Scratchで言えば、リストというものを使ったり、数字(文字)を分解したり、やり方は様々です。
ただし、どのやり方であっても、ここで行っていることは、入力した数字と合っているかの確認作業です。
合っていれば次の数字をチェックしていき、最後まで正解すれば次の問題へ。
間違っていれば、終了というわけです。
もちろんレベルが上がるごとに数を増やす処理をいれなければいけませんが、こちらも作り方は人それぞれ。
このように行く通りもある方法の中から、解を導き出すためのテクニックを「アルゴリズム」といいます。
この「アルゴリズム」が子供たちにとっては、なかなか難しいところではありますが、手っ取り早く身に付けるには、他の人のプログラムを見ることです。
他の人のプログラムを見ることで、これまで知らなかった書き方や、テクニックなど身に付けることができます。
その点、Scratchは他の人のプログラムも見ることができる環境が整っていますので、最適なプログラミング言語とも言えます。
「アルゴリズム」については、「【ロボットプログラミング教育】シーケンスとアルゴリズム」でもう少し分かりやすく書いていますので、興味がある方はご覧ください。