【プログラミング教育】子供たちの才能と個性を引き出す

プログラミング教室「プロラボ唐津」の特徴は、単にプログラミングを教えるのではなく、子供たちの才能と個性を引き出すために、論理的にカリキュラムを考えている点です。

プログラミング教育で、呪文のように唱えられているのが、「論理的思考力」「プログラミング的思考」「問題解決力」「創造力」…。

簡単にいえば、プログラミングは、「論理的にものごとを順序だてて考えていく」必要があり、数をこなすことで、その力が身につくというものです。

プログラミングに、論理的な考えが不可欠なのは異論はありませんが、それらの能力を身に付けていくには、子供たちの個性をいかに引き出すかが重要です。

子供たちの個性

子供たちの個性を引き出すポイントは、主に以下の3つ。

  1. 子供たちが、何に興味・関心を持つのか見極める
  2. 子供たちが、自由に自分のやりたいことをやれる環境づくり
  3. 子供たちとの距離感

子供たちの興味・関心

子供たちの興味・関心は、人それぞれです。

プログラミングを学習するといっても、

  • ゲームを作りたい
  • 物語を作りたい
  • アート作品を作りたい
  • 曲を作りたい

と、子供たちがやりたいことは、人によって違います。

多くのプログラミング教室では、「楽しさ」を全面に出した、色々なジャンルのプログラムを作らせるカリキュラムを展開しています。

その中で、プログラミングに必要な「if文」「繰り返し処理」「変数」「配列」「関数」といった、基礎知識を教えていきます。

つまり、それらのカリキュラムには、プログラミングの基礎知識を身に付けながら、「飽きさせない」という制作側の意図が働いています。

「飽きさせない」ためには「楽しさ」が必要ですが、作っているものが、本当に子供たちが興味・関心を持っているかは別の話です。

プログラミングロボット「クムクム」

こちらは、プログラミング教室「プロラボ唐津」で、採用しているプログラミングロボット「クムクム」です。

子供たちに、自由にプログラミングさせると、ひたすらロボットを動かしている子もいれば、胸のLEDを光らせている子、スピーカーで音楽を作っている子など、さまざまです。

つまり、ロボットの機能一つとっても、子供たちの興味の対象は、バラバラなんです。

実は、胸のLED一つだけでも、プログラミングの基礎知識は、十分学べます。

「LEDだけで?」と思う方もいると思いますが、世の中で使われているLEDは、さまざまなプログラムで動いています。

そういう点では、LEDだけでプログラミングの基礎知識を教えるのは、難しくありません。

それよりも大事なのは、子供が「何に興味・関心を持っているか」ということです。

この興味を尊重してあげることが、とても重要です。

子供たちの興味を尊重することは、本人のやる気を引き出し、あっという間に習得していきます。

つまり、楽しさを求めたプログラミング教育よりも、自分の興味があることに没頭したプログラミング教育の方が、習得力や学習スピードがまったく違うということです。

プログラミング教室「プロラボ唐津」では、プログラミングだけで、身近なものや学校で学ぶことなど、色々な知識も一緒に教えていきます。

その中で、子供たちが何に興味・関心を持っているのか、常に観察します。

興味を持っているものが分かれば、その興味を持っていることを中心に、プログラミング教育をしていきます。

よって、プログラミング教室「プロラボ唐津」では、個性を引き出すため、子供たちの興味を尊重し、教科書通りの体系的なプログラミング教育は行いません。

自分のやりたいことをやれる環境づくり

次に大切なことは、子供たちが自由に、自分のやりたいことをやれる環境を作ってあげることです。

興味があっても、やりたいことができないのであれば、意味がありません。

絵を描くのが好きなら、絵の具や画用紙などの画材を用意して、自由に絵を描かける環境を。

音楽が好きなら、楽器や音楽プレーヤーを用意して、好きな音楽を楽しめる環境を。

このように、子供たちの興味や関心を育むような環境を整えてあげることが大切です。

自分のやりたいことをやれる環境を作ってあげると、子どもは、自分の好きなことを自分で考え、行動できるようになります。

これは、「飽きさせない」ための「楽しさ」の比ではありません。

好きなこと(興味があること)には、時間があっという間に過ぎるぐらい、夢中になりますよね?

そこには、「学ぶ」という感覚はないのです。

子供は興味があることには恐ろしく貪欲

子供は、興味があることには、恐ろしく貪欲です。

その貪欲さが、爆発的に学習スピードを高めます。

私の子供たちは、幼いころから絵を描くことが大好きで、興味を持っていることが分かってから、以下のような環境を整えました。

  • コピックや色鉛筆・絵具など様々な文具を購入
  • デジタルイラストも描けるようタブレットにお絵描きアプリインストール
  • イラスト関連の本を購入
  • 効率的に描けるように、大型の液タブを購入

つまり、自由に絵を描けるように、自分のやりたいことをやれる環境を作ったということです。

その成果が、こちら。

小学生が描いたデジタルイラスト1

小学生が描いたデジタルイラスト2

こちらのデジタルイラストは、私の娘が描いたものです。(小学4年生~5年生の作品)

最初は、色鉛筆やコピックを使ってアナログで絵を描いていましたが、次第にデジタルイラストにはまり、毎日のように絵を描いていました。

娘は、絵を描くことが好きなだけで、絵を学ぶという意識は、一切持っていません。

次に、こちらは私の息子が書いたものです。(中学1年生の作品)

息子も絵を描くことが好きですが、娘ほどデジタルイラストにははまらず、鉛筆デッサンに興味を持っていました。

このように、絵を描くといっても、興味を持つ対象は、人それぞれです。

かわいいイラストを描きたいと思っている子に、リンゴをデッサンさせても、絵を描く楽しさの度合いが違いますよね。

子供たちとの距離感

最後に大切なことは、子供たちとの距離感です。

自分のやりたいことをやれる環境を作ってあげると、子供たちは、そのことに没頭します。

子供たちがやっていることに、こちらから提案したり世話をしてしまうと、子供たちが自由に遊んで、考えることができなくなります。

そのため、何に興味・関心を持っているのか観察しつつ、見守ることが大切です。

見守るだけで、成長するのかと疑問に思う方もいると思いますが、子供は興味があることには、主体的に行動します。

先ほど、娘がデジタルイラストにはまった話をしましたが、環境を整えてあげただけで、絵の描き方やお絵かきソフトの使い方は、一切教えていません。

娘がどのように独学で、その技術を身につけていったかというと、自ら考え、自ら調べ、ひたすら「インプット」と「アウトプット」を繰り返しただけです。

つまり、主体的に行動した結果と言えます。

主体性とは、誰からの指示がなくても、自分の意志で率先して行う行動ことです。

子供たちが何に興味・関心を持っているのか見極め、自由に自分のやりたいことをやれる環境を作り、見守る。

もしも、子供たちから困ったことや相談事をされたその時は、手を差し伸べる。

子供たちとは、これぐらいの距離感でよいのです。

プログラミング教室「プロラボ唐津」では、子供たちの個性を引き出すために、この3つのポイントを意識しながら、プログラミング教育を行っています。


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