プログラミング教室「プロラボ唐津」では、時間を有効的に使うために、chatGPTを使ったエラーの原因と解決策を、早期に見つける方法も教育しています。
ブロックを組み合わせてプログラムを作成するビジュアルプログラミング言語「Scratch」で、プログラミングの基本が分かってくると、もっとやりたいことが増えていきます。
それを実現するためには、「Scratch」では限界になり、「python」「C言語」「C#」といったソースコードを記述するプログラミング言語を学んでいきます。
プログラミングの基本構文は、どの言語でもほぼ共通のため、書き方のルールさえ覚えれば、さほど難しくありません。
ただし、必ずつまずく問題がでてきます。
それが、「エラー」です。
Scratchは、だれでも簡単にプログラミングを学べるよう、エラーがほとんどでない仕様になっています。
逆に、ソースコードを記述するプログラミング言語は、1文字間違えるだけでエラーが出てきます。
どこが原因でエラーになっているのか、探すだけでも1日過ぎてしまうことはよくあることです。
もちろん、プログラミング教室内の話であれば、先生が見て教えてくれるかもしれません。
しかし、自宅でプログラミングを学習している時はどうでしょうか?
自己解決できるようになるまでが学びだという考えもありますが、知識の及ばない内容であれば、いくら考えても時間が過ぎていくだけです。
プログラミング教室「プロラボ唐津」の子供たちには、時間を有効的に使うために、エラーの原因と解決策を早期に見つける方法を教育していきます。
chatGPTを使ったエラーの解決方法
その方法とは、人工知能チャットボット「chatGPT」を使う方法です。
chatGPTは、高度なAI技術で、質問に対して、人間が話しているかのような自然な会話で答えてくれます。
chatGPTに、エラーがでるソースコードと一緒に質問すると、このように、どこに問題があるのか教えてくれます。
ただ、chatGPTを使いこなすためにもコツがあり、問題解決方法を教えてくれるだけではなく、その原因の理由も一緒に教えてくれるよう質問することも重要です。
そうすることで、今後エラーが起きないよう、対応できるようになります。
的確な回答を得るための質問方法も聞く
実は、このchatGPTで、プログラミングでエラーが発生した場合、どのように質問すれば、より的確な回答を得ることができるという質問も投げかけています。
以下は、その答えです。
- エラーメッセージを共有: エラーが発生したときのエラーメッセージは非常に重要です。エラーメッセージを正確に理解し、説明できるようにしましょう。エラーメッセージを詳細に共有することで、ChatGPTは問題の本質を理解しやすくなります。
- コードの該当部分を共有: エラーが発生したコードの該当部分を共有すると、ChatGPTが具体的なコンテキストを把握しやすくなります。コードの該当部分を示すコードスニペットを提供しましょう。
- 問題の背景を説明: エラーがどのような状況で発生したか、コードが何をしようとしていたのか、どのような環境で実行していたのか、などの背景情報を提供しましょう。これにより、ChatGPTは問題をより良く理解できます。
- 解決しようとしていることを説明: エラーを解決しようとしている目標や試みを説明しましょう。ChatGPTは、あなたが得たい結果に合わせてアドバイスを提供するのに役立ちます。
- 関連するコードやライブラリのバージョン情報: エラーが特定のライブラリやモジュールに関連している場合、それらのバージョン情報を提供すると、問題の特定に役立ちます。
以下は、エラーについてChatGPTに質問する際の例です:
エラーメッセージ: "TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'"
コードスニペット:
“`python
x = 5
y = “10”
result = x + y
問題の背景: 私は数値 x
と文字列 "10"
を足し算しようとしていますが、エラーが発生しました。
解決しようとしていること: x
と "10"
を正しく足し算する方法を知りたいです。
関連するコードやバージョン情報: このエラーに関連する他のコードや使用しているPythonバージョンなどの情報もあります。
これらのステップに従ってエラーに関する情報を提供すると、ChatGPTはより効果的に問題を理解し、適切な解決策やアドバイスを提供するのに役立ちます。
これは1例に過ぎませんが、このようにいかに効率よく問題解決に至るか考えていくことも、問題解決能力の向上につながります。
子供たちには、常に問題意識を持つよう習慣づけ、それをどうやって解決していくのか、その術を教えていきます。
chatGPTは万能ではない
また、chatGPTは万能ではありません。
中には、間違った回答をする場合もあります。
chatGPTは「先生」ではなく、「アドバイザー」としての役割であること、最終的に考えるのは自分自身であることを、子供たちに理解させることも重要です。
問題に直面しているのはあくまで自身であることを自覚させると、「どうして?」「なぜ?」という質問を深掘りすることが多くなり、論理的思考力を養うことができます。